走るたびに膝の外側が痛い腸脛靭帯炎(ランナー膝)の原因と治療
歩くたびに膝の外側が痛むならランナー膝の疑いあり。症状や原因をチャックしておきましょう。
症状としては歩いたり、走ったりするたびに膝の外側に痛みや違和感を感じてしまう状態を腸脛靭帯炎、別名ランナー膝といいます。
ランナー膝はだれにでもおきてしまうランニング障害ですが、原因や対策を知っておけば再発も防げるはずです。
だからもしあなたが膝の外側の痛みに悩んでいたら、まずは記事をチェックしてみてください。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の原因は
ランナー膝の原因は圧倒的にO脚のランナーに多い
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の原因として最も多いのがO脚です。
また膝の外側に負担がかかりやすい走り方をしている場合にも、このランナー膝が起こりやすいです。
腸脛靭帯炎になりやすいか自己チェックする方法は?
腸脛靭帯炎になりやすいか気になる場合には、あなたのランニングシューズや普段履きのシューズをチェックしましょう。
チェックする方法はとても簡単です。
O脚の方はどうしてもランニングシューズの外側、とくにかかとの外側が削れてしまいやすいのです。
だから自然な摩耗ではなく、明らかに走り方や歩き方が悪くて外側が削れてしまっている場合はあなた自身がO脚である可能性が高いのです。
だからまずがランニングシューズをチェックしましょう。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の治療と対策は
O脚だからランナー膝が治らないは間違い
基本的にO脚は骨の異常によっておこる疾患の一つです。
またO脚は自然に治るものではないのと、綺麗に元に戻るものでもありません。
ではO脚だから治らないのか?というとそうではありません。
しっかりと対策をすれば痛みを和らげることも可能です。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の対策方法
ひざの外側に痛みが走る腸脛靭帯炎の対策について紹介します。
根本的な解決方法としては正直難しいところがありますが、ランニング後にまずしっかりと冷やすということが大事です。
痛みの出現というのは急性期症状と考えられるので冷やすことで炎症をおさえることができます。
またO脚があり痛みが強い場合には、インソールをO脚専用のものに交換することで劇的に足の痛みが和らいだというコメントも多く見かけます。
ただし、インソールによる膝の外側の痛みの改善は個人差があるので過度な期待は注意をしてください、
インソールによってO脚を補正するイメージで、靴の中敷きに入れることにより、足首の位置が正常な位置に強制してくれるため膝の外側へのストレスが緩和されます。
以上の、冷やすことと、インソールを利用することで痛みの緩和が期待できます。
まとめ
膝の外側が痛むのは腸脛靭帯炎といって、別名ランナー膝ともよばれるランニング障害です。
とくにO脚の方に起こりやすいため自己チェックも可能です。
痛みが大きいためできるだけ早期に対応しておくことで悪化もしにくいので、まずは冷やすことあらはじめてみましょう。
またO脚の方向けに開発されたインソールなども購入してみて対策をとるというのもいいですね。
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