マラソン前日のカーボローディングって初心者に必要？

そもそもカーボローディングって何？から説明しましょう。マラソン初心者にカーボローディングは必要なのか？やり方やいつから始めるべきなのか初心者のあなたにわかりやすく説明します。

マラソン雑誌やインターネットの情報でカーボローディングという言葉をみかけてちょっと気になっていませんか？

これからフルマラソンに挑戦するあなたがやった方がいいのか悩んでいるカーボローディングについてわかりやすく解説します。

カーボローディングってなに？

カーボローディングとはマラソンレースに必要なエネルギーをあらかじめ体内にため込んでおくことをいいます。

マラソンやランニングで走るために必要なエネルギーは炭水化物です。

この炭水化物をマラソンレース前までにできるだけ体に貯蔵することが目的です。

カーボローディングが初心者がフルマラソンに挑戦するときに必要かどうかと言われれば、必ずしも必要がないといえます。

なぜ必ずする必要がないというかというと、初心者が参加するフルマラソンは基本的に大きな市民マラソンがメインですので、コースの途中でエイドといって食事が配られたり、糖分の入ったスポーツドリンクがもらえるのでそこまでカーボローディングが必要だとはいえないからです。

しかし、こういう経験はありませんか？

10㎞や20㎞のランニングをしているときに特にお腹が空いたわけではないのに、急にパワーダウンしたように力が抜けてしまったという経験です。

じつはこれが体の中に溜めていた炭水化物を消費してしまって、いわゆるガス欠を起こした状態なのです。

あなたがフルマラソンに挑戦中にパワーダウンするまでにエイドで給食が手に入るといいのですが、レース途中でガス欠になってしまったらせっかくの今までの練習が水の泡にもなってしまいます。

だから初心者ランナーにはカーボローディングが必ず必要ではないが、すこし気にしてみるのもいいかもしれないということです。

マラソン前日のカーボローディングって初心者に必要？

初心者の方でカーボローディングは聞いたことがあるけど、具体的になにを、いつからすればいいのかわからないという方がほとんどだと思います。

プロのマラソンランナーになると、相当な準備期間も必要になってきますが、初心者ランナーの場合はそこまでストイックにならないでお試し程度でカーボローディングに挑戦してみるのもいいでしょう。

具体的に初心者向けのカーボローディングの方法とは、マラソン大会3日前あたりから糖質を多く摂るということです。

糖質とは白米、パスタ、ラーメン、うどんなどの炭水化物の食品です。

お肉などのたんぱく質も必要ですが、それ以上に糖質の摂取を多くします。

食べる量的にはあまり無理をすることなく、いつも食べる炭水化物、糖類よりも若干多めに食べるぐらいがオススメです。

カーボローディングはマラソンレースで有用なことを説明してきましたが、注意点もあります。

それは炭水化物や糖類を多く摂ることにばかり気が行ってしまってしまい、基本的なバランスのよい食事がとれなくなるということです。

たしかにパスタは効率よくとれるのだけど、そればかりを食べていてはいけません。

体調を崩す原因にもなります。

また基本的に糖類は食べた後に血糖値が上がりやすくなるので、空腹感を感じやすくなります。

そこで注意してほしいのがついつい空腹感を感じて食べ過ぎてしまわないことです。

レース前にはできるだけ体重を増やさない、むしろ落とす努力も必要です。

カーボローディングはフルマラソンを走り切るためのエネルギーをできるだけレース前にため込むための方法です。

初心者ランナーの場合は必ずしも必要ではありませんが、途中でガス欠を起こす可能性もあるため、せめてレース前日だけでも糖類の多い食事を多めに取りたいものです。

あまり神経質になりすぎると、バランスのいい食事もとれず体調を崩す原因にもなるのでほどほどにしておくのも無難です。